人は誰でも能力がある。そして、成長できる

Domino's University課はドミノ・ピザの教育部門です。私は、主に社内研修を担当しています。私の考えは、人には誰にでも生まれ持った能力があり、誰でも成長することができるということ。人が秘めている特性を見つけ、強みとなるように伸ばし、その強みを最大限に発揮しながら働けるように、研修の講義構成やレッスンプランを考えてサポートしています。
ひとりの人と向き合うときは、「聞く」「見る」ことを意識し、先入観や固定観念にとらわれることなく、物事をフラットに捉え、小さな進捗や変化を見逃さないようにしながら対応しています。つい自分の経験則を口にしがちですが、それだけが正解ではない。相手の表情や動作などを観察しながら、発言のタイミングや内容にも気を配っています。一方、大勢の人と向き合うときは、「伝える」ことに注力します。例えば、同じ言葉であっても、時に違う伝わり方をしてしまうことがあります。そこで、誰にでも正しく伝わるように、明確な目標と道筋を示し、そして同じ方向を向いて進めるようになるまで、諦めずに伝え続けています。
2020年7月現在、ドミノ・ピザは国内宅配ピザ業界で売上と店舗数がトップです。この会社で働く社員、クルーは、さらに増えていくでしょう。それに伴い、教育の重要はますます高まります。でも言い換えれば、教育がきちんとできていれば、どんなに大所帯になっても怖いものはない。同じ方向を向きつつ、それぞれの役割と機能を果たすことが出来る社員を育て、会社の強い土台を築きたいと思っています。

仕事のやりがいを感じるのは、一人ひとりが成長実感を得て、活躍している姿を見られたときです。成長とは「変化」です。環境の変化、意識の変化、思考の変化などがありますが、自分が変化を求め、学びながら変わっていくしかありません。変化のスピードには個人差があり、順風満帆に短期間で変化できる人もいれば、何度もつまずいて苦労しながら時間をかけて変化できる人もいます。でも、どちらの場合も、苦しみを越えた先の人生は、大きく変わります。そのチャンスを作るためのお手伝いができることが、この仕事の醍醐味です。「西本さんが関わって人生が変わった」「会社が変わった」と、いつか言われたら最高ですね。
ただ、その前に、まだまだ私自身が変わる必要がありそうです。それに相応しい自分になるために「当たり前のことこそ全力で」貫くのみ。社員にもお客様にも本気で向き合うという当たり前のことを全力で続けていきたいと思っています。一人ひとりの想いが会社自体をもっと良くしていくことにもなると思うので。

仕事は人生の1/3という大きな割合を占めると言われます。だったら、「楽しんだ者勝ち！」です。仕事を通して、心躍るような出来事を体験し、素晴らしい仲間と出会い、働く喜びを感じてほしい。私もそんな働き方がしたいと思っています。
もちろん、楽しいことばかりではないですよ。ただ、楽しんでいく姿勢は忘れないようにしたいです。そのためにはまず、熱意をもって、汗をかき、笑顔で取り組める仕事に出会えることが第一条件ですが、私は本当にラッキーだと思っています。なぜなら、ドミノ・ピザは「楽しむ」という働き方ができる会社だから。私のようにラグビーや野球などのスポーツに情熱を注いできた学生。別の企業で仕事に打ち込んできた人。ミュージシャンやお笑い芸人など、夢を追ってきた人。多種多様な人が働いています。
もしも、今、挫折してしまったり、諦めてしまっていても、熱い気持ちを持って何かに打ち込んできた経験を持っている人なら大丈夫。次の夢をドミノ・ピザに変えても、前向きに自分自身と向き合えるはずです。誰でも活躍できるのがドミノ・ピザという会社。皆さんの本気を応援しています。