「可能性」に限界はない!FCオーナーの魅力
谷澤 栄一
FCオーナー(フランチャイズ オーナー)
大学生の時からアルバイトとして働き、2007年にドミノ・ピザに入社。店舗MGR(マネージャー)として、全店売上ランキングのトップ3に何度も入るなど、秀でた営業力を発揮。また、店舗開発課のスペシャリストとして、全国の新規店舗のオープン、不振店舗の立て直しに携わる。
2015年に退社し、FCオーナーとして独立。現在は、持ち前のセールスマインド、知識と経験を武器に、9店舗を経営している。
※2021年2月時点
「経験」という武器を手にして、独立へ
FCオーナーとして独立するまでは、ドミノ・ピザ営業部のスーパーバイザーとして直営店舗で働き、店舗MGRやクルーの育成、オペレーション管理、売上向上など、マネジメントを行っていました。さらに、店舗開発課のスペシャリストとして、全国を飛び回り、新規店舗のオープンに携わりました。利益の上がらない不振店舗の売上改善にも努め、実際に売上がアップしていく過程を見てきたことで、このビジネスで成功する方法を理解することができました。
そこで、「FCオーナーとして独立しても、この経験は活かせる。何があってもやっていける!」と独立支援制度を利用し、FCオーナーの道を歩み始めました。2015年に1店舗目をオープンしてから、約半年ごとに店舗を増やし、現在6年目にして9店舗を経営しています。正直、大変ですが退屈はしない。生きている感じがします(笑)。
直営店の店長とFC店のオーナーの違いは、2つあると思っています。1つ目は、人事・総務・経理・教育など、経営に必要な事柄すべてを自分自身がやらなければいけないこと。2つ目は、人を雇用するにあたり、ひとりの人生を背負うという責任が生じることです。とくに、2つ目の責任は重い。いざとなれば、自分のことは後回しにしてでも、社員やアルバイトの日々の生活を守るという覚悟を持っています。
会社の利益を生むのは「人」
直営店のMGRとして働いていた時以上に、FCオーナーになって意識していることがあります。それは「人」を大事にすることです。良いサービスなくしてお客様に喜んでいただくことはできません。そのサービスを行うのは、社員、クルーです。こんなことを「やってみたい!」というポジティブな提案をしてきた時には、なるべくチャレンジできる機会を与えています。すると、心にドライブがかかるんですよ。結果、失敗したとしても成長に繋がり、やがて利益に繋がります。どんなに素晴らしい才能がある人でも、チャレンジ精神のある人、努力できる人には勝てない。ポジティブな「人の気持ち」を大切にしています。
もちろん、FCオーナー自身も、チャレンジや努力をしながら、成長していく気持ちが必要だと思っています。自分の能力以上のことは人に教えられません。能力の高い人材を採用したいのなら、自分の能力を高めるしかないのです。上手く成果を出せていない社員がいたのであれば、それは自分がダメな証拠なんですよね。でも、自分が勉強して成長すれば、会社も社員も成長していく。それを肌で実感できるのはFCオーナーの仕事の面白さですね。
もちろん、自分はまだまだ成長過程なので、できないこともたくさんあります。でも、それは伸びしろがあるということ。ポジティブに捉えて日々成長、そして目標は高く!ドミノ・ピザのFCオーナーとして№1を目指します。
経営に必要なことを学べる会社
FCオーナーの会社の良さは、やはり社長と従業員の距離の近さです。当然、全従業員の顔と名前はわかりますよね。何でも社長に提案できますし、相談もできます。問題が起きたときにも、直接、社長と話ができるのでスピーディーに解決できます。大企業ではないので整備が行き届かないことはあるかもしれませんが、自分たちが会社を作っているという意識は持てる。皆で会社を作り上げていける、成長させていける。それが大きなやりがいだと思います。
大企業に入って人事部に配属されれば、人事のスペシャリストにはなれるかもしれませんが、勉強の幅は狭い。部長や執行役員になりたくても競争が激しいので、なかなか難しい。でも、FCオーナーが経営する会社には、経営に必要なことがすべて詰まっているので、それを一気に経験しながら学べます。責任ある役職に就く大きなチャンスもあります。それがFCオーナーの会社で働く魅力なんじゃないかなと思います。もしも、これからFCオーナーになりたい人がいたら、FCオーナーの会社で働くのが近道なのではないでしょうか。実際、私もそうでしたが、現場で学んだ経験は、独立のためのスキルアップになり、全て仕事に活きますからね。