「People is No. 1」で勝負する
斉藤 敏樹
営業部 S-MGR(シニアマネージャー)
※現役職 SVR(スーパーバイザー)
2017年入社。美容師、不動産会社勤務を経て、ドミノ・ピザへ。人一倍の向上心と努力で店舗MGR(マネージャー)、M-MGR(ミドルマネージャー)とステップアップし、現職。
自己分析では「サラリーマンタイプのコツコツ型」。明るくポジティブな姿勢と、うまく現場のクルーたちを巻き込んでの良いチームづくりは、周囲の評価が高い。見た目は学生のように若いが、2児の父親。
※2021年2月時点
上を目指し、今できることに全力を尽くす
美容師、不動産会社勤務を経て、かつてアルバイトをしていた時の上司に誘われてドミノ・ピザに入社しました。声をかけてもらった時は、自分で良いのかと思いましたが、会社は成長していてものすごく勢いがある。それに、自分にとっては働きやすい職場で、何より仕事が楽しかったので快諾しました。
今は、営業部でS-MGR(シニアマネージャー)というポジションに就いています。スタッフの育成や、オペーレーション管理、店舗作りが主な仕事です。
目標は、さらに上の役職でエリア内の数店舗を管理するSVR(スーパーバイザー)になること。入社した時から、常にステップアップを目指し、どうしたら良いのかを考えていました。SVRにいろいろ質問したり、「何か自分にできることはありますか」と積極的に声をかけたり。集計などのちょっとした業務でも、SVRがやる仕事だったら代わりに受け持ったり、他店舗のフォローに入ったりもしました。自分にできることは進んで協力する。それを積み重ねているうちに、気付いたら今のポジションになっていました。
巻き込み力を駆使する
スタッフの教育で心がけていることは、「1から10までを直接言わない」ということ。クルーの中から素質がある人をリーダー格にして、教育や現場の仕切りを任せる。つまり、スタッフを巻き込んで、僕の右腕になってもらうのです。そして、MGRが出るのは最後の最後にして、言うべきことだけを言う。そうすると、現場はピリッと締まります。これはアルバイト時代の経験で学んだこと。「君に任せたよ」と言われると、アルバイトでも「自分がやらないと」とやりがいを感じられて嬉しいし、仕事が楽しくなる。任せることによって、自分で考えるようになり、育っていくのです。
もちろん、難しい面もあります。みんな楽しく働きたいと思うけれど、人によってタイプも「楽しい」のベクトルも違う。男女の違いもある。和気あいあいとしていても、社員とクルーの間にある「超えてはいけない境界線」の意識は必要。そこを履き違えると、指示系統が崩れ、組織力が落ちるからです。だから、下に就いているクルーのプライベートSNSは絶対に見ません。余計な情報によって、誤解が生じて信頼性が崩れたり、仕事の障害になったりするのを避けるためです。
それでも、自分が育てたクルーが社員になり、ドミノ・ピザを盛り上げていく姿を見るのは楽しみであり、大きな喜びです。
「頑張りを見せる」営業
僕にとっては、現場を巻き込む教育スタイルが当たり前でしたが、社内では「新しい」と評価されました。おかげで、他部署からお誘いの声がかかることも。でも、今は営業が土台。この仕事に集中して極めたいと思っています。ただ売上を持ってくる営業ではなく、そのための努力やチャレンジを楽しみ、それをアピールしています。
幸い、ドミノ・ピザには、ピザ作りからお店の宣伝ボードをクルーが外で掲げる仕事まで、さまざまな業務を評価するコンテストや認定制度があります。そして、頑張っている姿を配信できる環境やツールも整備されています。現場の空気をキャッチして社内
SNSにアップし、アピールする。そういう営業を心がけています。
ドミノでは多くの人がそれぞれの店舗で働いていて、それを直接見てもらえるチャンスが常にあるわけではありません。だからこそ「自分たちが頑張る姿をどんどん見せる」営業が大事なのだと思います。何より、目立つことで現場が楽しめますから。
将来的には、もっと人を見る幅を広げ、自分の可能性、そして周りの仲間達の可能性を増やしていきたいです。自分がステップアップすれば、見る対象も変わってきますから。その上で、もっと多様な人財育成に携わり、目線を養っていきたい。そこが、自分の一番の勝負どころだと思っています。